至高の元首トラヤヌス帝が統治するローマ帝国

タイトル

トラヤヌスの世界観

フェルトさんの面白い、マンカラゲーム。

思っていた以上に軽いこのゲーム。とっつきにくいけどぜひやってほしい。

このトラヤヌスの世界観を知って、ちょっとゲームが楽しくなれるような考察をしていくよ

まずはプレイヤーは何者なのか。

トラヤヌスのアクションを見てみると答えがでてくる。

元老院アクション

元老院

〜元老院とは王の助言機関、外交や財政など決定権を掌握している偉い人。そんな偉い人に挨拶しに行くよ。〜

元老院トラックを一つ進めることで勝利点を得る。

元老院の影響力は直接元老院に挨拶することと、軍事アクションやフォルムアクションでもらえる元老院タイルで上げることができる。

絵影響力が高いプレイヤーは執政官になれる。

執政官とはローマの長であり、ローマで一番偉い人。(任期は1年間なので、4半期ごとに変わるのは謎)

ということは、プレイヤーは執政官になれる存在。この時代では貴族にあたるのではないだろうか。

トラヤヌスアクション

トラヤヌス

トラヤヌスはタギアとパルティアで功績をあげ、ローマ史上最大の領土を広げた。

その功績を認められて、記念柱や凱旋門を設置した。

凱旋門とは軍事的勝利を讃え、凱旋式を行うために作られたもんであり、凱旋門にはレリーフが設けられる。

この凱旋門がトラヤヌス門であろう。

このゲームではトラヤヌス門がぐるぐる回っているが、トラヤヌスの人気や名声は抜群で、各地に凱旋門を設置しているのでそれを表しているように感じる。

トラヤヌスタイルは凱旋門にあるレリーフなのでは?トラヤヌスタイルの達成はその恩恵を感じる。

海港アクション

海港

ローマ時代でも外交は盛んに行われており、オスティア港はトラヤヌスが拡張をしている。

オスティア港は六角形となっており、マンカラを表しているようだ。

穀物や陶器、ガラスや大理石など運ばれていた。

軍事アクション

軍事アクション

執政官になると戦時中、軍団を組織する最高指揮官として軍務を掌握できた。(インペリウム)

最大領土を広げているトラヤヌス帝の時代、軍団長を属州内に移動させることで市民の欲求や、追加アクション権、 元老院への影響力などがもらえます。

属州内を移動させることで、その影響力を誇示し上記の恩恵を得られるのだろう。

また、軍団兵を送ることで支配下に起き、得点を得ることができる。他者の軍団兵のところにも送れるのがおもしろいと感じる。

一緒に支配しているイメージなのかな。

フォルムアクション

フォルム

フォルムとはローマの公共広場のことを言う。オープンスペースで、とても広く四方には元老院や、浴場、神殿などがあった。

フォルムではタイルを取ることができるが、ここでのタイルが軍事アクションでもあったように、 市民の欲求に答えるものや、元老院の影響を上げるものがある。

フォルムの中心は商店で、色んな人がここに集まっていた。

市民の欲求 市民の欲求は、4半期に1度3つ欲求してくる。欲求に答えられないと原点をくらう。

欲求とは、「食料、娯楽、宗教」の3つだ。

食料は小麦で作られたパンである。パンはワインに浸けられて、オリーブやチーズやラッカー、 ブドウとともに食べられることもあった。

娯楽は音楽家だったり、軽業師や詩人などがいた。また、コロッセオや浴場などがあり、娯楽はたくさんあるように感じる。

この時代の宗教は多神教であった。日本と同じようにいろんな国の神を祀っている。

これらは上記の軍事アクションやフォルムアクションで満たされるのに納得がいく。

軍事で食料の確保や音楽家などの勧誘、多神教としての宗教を満たす。

フォルムでは、たくさんの人々との交流を得られるのでその欲求を満たせるのではないだろうか。

建築アクション

建築

最後に建築アクション、追加アクションと終了時の得点追加要素。この追加得点がまぁでかい。

執政官は平時には内政の最高責任者として政務をとっていた。

ローマ時代の建築ってすごい綺麗。天然コンクリートを用いた壮大で豊かな建築は見るものを圧倒する。

窓や階段、タイルなどそれぞれの建築物による追加アクションは違う。

階段ではフォルムアクション、タイルではトラヤヌスアクションなど、追加アクションをもらえるのは面白い。

扉を作るついでに元老院に挨拶したり、海港の近くに噴水作ってついでに貿易もしていたりしたのかなと

想像すると面白い。

建築するには、前回おいた職人の縦か横に続くように置かないといけないルールがあり、テリトリーを増やしていたのかなと感じる。

独占すると強いが、そのためには自分のテリトリーを増やす、伸ばす、必要があるのは面白いと感じた。

###フェルトのゲームシステム

マンカラ ギミック重視のフェルトさんが今回選んだのはマンカラ。

一つの皿から選んで、1個ずつおいていき最後の皿のアクションをする。

その時、色が一致していたらボーナスが入るよというギミック。

すごい、すごすぎる。。

単純なようで悩ましいこのギミック。

やってみたらわかるが、ものすごい軽い。軽いのに悩ましく、ついつい長考してしまう。

マンカラ楽しい!

マンカラ

ラウンド終了時の処理

マンカラで使ったコマの総数タイムマーカーを動かす。これが、まぁススムススム。

気づいたらすぐに一周まわってしまう。

タイムマーカーの処理をついつい忘れてしまうので注意が必要。

1周回ったら、市民の欲求を一つ開示するのだが、これが3つ溜まったら1ラウンド終わり、

最初ランダムに3つ欲求を箱に戻すので、何がでるのか予測できないようにしたり、4ラウンド全部の欲求が 開示されたらゲーム終了。

このわかりやすいのか分かりづらいのか、きれいにまとまっているでしょ感が個人的にフェルトだなぁと思う。

すごい好き。

1ゲーム

2回二人で遊んでみた。

最初のゲームは、66対65で勝ち!すごい僅差!!

相手は元老院での得点稼ぎ、自分は建築をメインに戦った。

2ゲーム

次のゲームでは92対55で勝利!

先程の建築が強いと感じたので、建築メインを続行。相手はトラヤヌスタイルで市民の欲求を回避したものの、得点が伸びなかった印象。

本当にすぐ終わる。気づいたら終わってしまうので2回連続でやっても楽しい。

相手の「なんでこの門くるくる回るの?」という感想が面白かった。